こんにちは
Ansanです。
昨日、政府が大企業へのスタートアップ企業への出資を促す政策を
検討していることが報じられました。
今回の記事では、これによって大企業にどういう変化が訪れるのか
考察していきたいと思います。
1.イノベーションの舞台がスタートアップ企業にシフトするのが加速する
まず、現在でもすでに大企業ではイノベーションは起きにくくなっていますが
これがより加速すると考えられます。
理由は今回の制度が
①大企業=有望なスタートアップ企業に出資する
②スタートアップ企業=イノベーションを起こす
という関係を後押しするものであるからです。
①と②の理由については、以下の通りです。
<”①大企業=有望なスタートアップに出資する”の理由>
既に市場である程度のシェアを持つ大企業は、
それ以上は大幅なシェア拡大が見込めないため、
新たにシェアを伸ばすためのイノベーションに投資する意欲が低い。
(イノベーションの失敗によるリスクもある)大企業にとっては自らの市場でイノベーションを起こしている
スタートアップ企業に出資するほうが、
失敗するリスクを抑えつつ市場でのシェア維持を図ることができる。<”②スタートアップ企業=イノベーションを起こす”の理由>
スタートアップ企業は市場でのシェアがゼロから始まるので、
イノベーションを起こして市場でのシェアを獲得することに対する
モチベーションが大企業に比べて高い。
(というか、シェアを獲得していかないと会社が存続できない)
大企業からすると、自社内の新規事業に1億円を投じるよりも
有望なスタートアップ企業に1億円を投じたほうが
リスクが少なく減税効果も得られるため、確実に後者が選ばれるようになるでしょう。
2.大企業の内部留保が放出される
現在、大企業の内部留保はかなり積みあがっていますが、
これがスタートアップ企業への投資に回る可能性があります。
昨年の記事ですが↓
内部留保が市場に放出されるのは、経済全体にとっては良いことだと思います。
ただ、スタートアップ企業への投資に使うということは、
社員への給料や賞与として還元されるわけではないので、
その会社で働く社員からすると残念なお知らせになりますね…。
長い目で見れば、
スタートアップ企業への投資⇒成功⇒大企業の業績拡大⇒社員への還元
ということもあると思います。
しかし、これまでの日本企業の傾向を見ていると
社員への還元ではなく、新たなスタートアップ企業への投資に使われそうですね。
3.人材がスタートアップ企業へ
これまでの内容から、以下をモチベーションとする社員は
大企業からスタートアップ企業へ移ることになりそうです。
・イノベーションを起こしたい
・高額な報酬を得たい
大企業は出来ているサービスを運営するところ、
新しいサービスをつくりたいならスタートアップ企業
みたいな流れになれば、
直感的に優秀な人材ほどスタートアップ企業へ移っていきそうです。
もしかするとこの制度が
現在の大企業偏重な世の中を変えることになるかもしれません。
4.まとめ
今回は政府が検討している制度によって、大企業へどういった影響があるのか
考察してみました。
当たってるところ・外れているところはあると思いますが、
一つのニュースを見て、色々想像するのは楽しいです。笑
また面白そうなニュースを見つけたら記事にします!
(最後に①)
本日の記事は、週1ブロマガへの投稿になります。
メンバーみんなで1か月近く、毎週更新を頑張ってます。
ぜひ他の方の投稿も見てみてください!
(最後に②)
あと、毎度のお願いですが、私のメインブログのほうも毎日更新で
頑張ってるので、ぜひ見に来てください~!m(_ _)m
それでは~!