こんにちは
Ansanです。
皆さんは「ゲーム理論」って知っていますか?
違います!ゲームで遊ぶ理論じゃないです!
簡単に言うと「あるものごとに対して各プレイヤーが自分にとって最適な行動したとき、全体としてはどういう結果となるのか?」を考えた理論です。
ゲーム理論はマクロで考えたときに結果をシミュレーションするのに有効です。
今回は一番有名な「囚人のジレンマ」をご紹介します。
詳しく説明しているサイトはたくさんありますが、超わかりやすく説明しますのでぜひ見てみてください!
問題
ある容疑で逮捕された二人の囚人が別室で取り調べを受けている。
検察がそれぞれに対して以下の司法取引を持ち掛けた場合、どういう結果になるでしょうか。
司法取引の内容:
・自分が罪を自白して相手が自白しない場合、自分は無罪で相手は懲役10年
・相手が罪を自白して自分が自白しない場合、相手は無罪で自分は懲役10年
・2人共自白しない場合は懲役1年
・2人共自白した場合は懲役5年
考察
司法取引の内容をまとめると以下の通りになります。
(懲役刑をマイナスで表現、囚人①の懲役を赤字、囚人②の懲役を青字で表記)
囚人二人両方にとって一番最適なのは、両者が黙秘して1年ずつで済むケース(-1,-1)であることがわかります。
ただし、囚人①、②個々人の立場で考えてみると…
・囚人① : 相手が黙秘した場合、自分が自白したほうが得する。( 0 > -1 )
相手が自白した場合、自分が自白したほうが得する。( -5 > -10)
⇒囚人①は自白するほうが得
・囚人② : 相手が黙秘した場合、自分が自白したほうが得する。( 0 > -1 )
相手が自白した場合、自分が自白したほうが得する。( -5 > -10)
⇒囚人②は自白するほうが得
結果
というわけで、囚人両方にとって一番最適なのは両者が黙秘するケース(-1,-1)ですが、
個々人でみた結果両者が自白するケース(-5,-5)を選択するという結果になりました。
このように、直感で感じるものと結果が異なるのがゲーム理論の面白いところです。
少しでも興味を持たれた方は、ぜひご自身でも色々調べてみてください~!
それでは~!